屋根塗装はDIYできる?必要な道具や手順、目安の費用や注意点
目次
戸建てに住んで10年近くなると、屋根の塗装も剥げてきます。
その際、屋根塗装をDIYするかどうかで悩む方は多いのではないでしょうか。
屋根塗装そのものは自分でも可能ですが、危険も伴うため、さまざまなことに注意が必要です。
ここでは、屋根塗装をDIYする際に必要な道具や、その手順、目安費用や注意点などについてご紹介します。
屋根塗装に必要なもの
屋根塗装を行う際には、以下の道具が必要です。
- 作業用の足場
- 高圧洗浄機やホース
- 養生材(養生用のメッシュシートやポリシート、マスキングテープなど)
- 安全グッズ(ヘルメット、安全帯、手袋、命綱など)
- 掃除用具(ゴミ袋、ほうき、スポンジ、雑巾など)
- 研磨道具(ヤスリ、ヘラ、ディスクサンダー、ワイヤーブラシなど)
- コーキング材
- シーリング材
- 塗料(下塗り、中塗り、上塗り用の3種類)
- 塗装道具(ローラーやローラー用トレー、刷毛など)
- タスペーサー(屋根材によって)
- 汚れても良い服(他には手袋、ゴーグル、マスクなど)
屋根塗装を自分で行う場合の手順
足場を組んで養生する
まずは、屋根の上にのぼれるように、足場を組みましょう。
はしごがあれば問題ないと考える方もいるかもしれませんが、スムーズな上り下りや安全グッズの固定、養生シートの設置などに足場は必要です。
足場を組む作業は資格が必要のため、DIYをする場合でも足場だけは業者に依頼しなければなりません。
足場の設置が終わったら、塗料を塗らない箇所にマスキングテープを張ったり、塗料がかかったら困る車や植物などにシートをかぶせたりなど、養生をしましょう。
屋根全体を洗浄、下地処理
塗料を塗る前に、屋根全体を一度洗浄しましょう。
古い塗料が残ったまま上から塗ると、時間がそれほど経っていなくてもすぐに塗装が剥げてしまいます。
家庭用の高圧洗浄機を用いるか、ホースや掃除道具などを持ってきて、丁寧に古い塗装を落としましょう。
錆びがある場合も、研磨用道具を使って落として入念な下地処理をします。
その後、コーキングやシーリング材などを使って、屋根の補修をおこないましょう。
塗装
屋根塗装は、下塗り、中塗り、上塗りの三段階に分かれています。
それぞれは、下記のような違いがあります。
下塗り…下塗り用の塗料を用いておこないます。
錆の防止やひび割れの補修、中塗りの塗料を塗りやすくしたりするなど、多くの役割があります。
中塗り・上塗り…仕上げ用の塗料を用いる1回目の塗装を中塗り、2回目を上塗りといいます。
一度の塗装では膜が厚くならず、屋根の保護力が落ちるため、2回に分けて塗る必要があるのです。
それぞれローラーやハケなどを使って塗り、商品の説明に従って乾かしてください。
なお、スレート瓦のような屋根材は、場合によっては、下塗りの後にタスペーサーを使った「縁切り」という作業が必要です。
縁切りは、塗装後に瓦と瓦の隙間を敢えて作ります。
全ての作業が終わったら、再度業者に依頼して足場を解体してもらい、道具を片付けましょう。
屋根塗装の目安費用
屋根塗装の費用は、屋根の面積や塗料の種類、購入する道具などによって異なります。
ローラーやハケなど、細々とした道具は1,000円もかからないことが多いでしょう。
塗料は同量でも1~5万円ほどと幅があり、屋根の材質によっては下塗り塗料を吸ってしまうことがあります。
そのため、どの塗料を選ぶか、どの程度の量が必要かによって費用が大きく変わるでしょう。
足場の設置には、5~15万円ほどかかります。
そういった諸々の費用を合計すると、DIY費用は15~25万円が目安といえるでしょう。
なお、業者に依頼した場合は、40万円ほどが目安です。
ただ、塗料によっては業者に依頼しても25万円と、DIYした場合とそう変わらないこともあります。
まずは見積もりを取るのがおすすめです。
屋根塗装のDIYに関する注意点
屋根塗装を行う際には、さまざまなことに注意が必要です。
気を付けたいのは、主に下記の3点です。
高所作業のため危険が伴う
屋根塗装は、どうしても2階以上の高所で作業する必要があります。
屋根が急こう配であったり、特に雨の日や風の強い日だったりすると、落下のリスクが高まり、大変危険です。
安定した作業ができる状態でなければ、基本は業者に任せるのがおすすめです。
場合によっては見ている方に不安を与え、家族やご近所の方から、「危険なのでやめた方が良い」と指摘を受けることもあるかもしれません。
しっかり塗れないことがある
屋根の塗装には技術や知識が必要です。
きちんと塗ったはずの塗料がすぐに剥がれてしまった…という状況になれば、また費用をかけて塗り直さなければなりません。
剥がれていることに気付かず過ごしてしまうと、屋根のひび割れが進行したり、屋根に雨水が侵入して雨漏りを起こしたりといったことが起こり得ます。
特にスレート瓦が使われた屋根であれば、「縁切り」をおこなわないと、雨水が排水されずに瓦と屋根の間に溜まって雨漏りにつながることがあります。
ご近所トラブルになるおそれがある
通常、業者が屋根塗装する際には、塗料が飛び散らないよう家の周囲にシートを設置して養生します。
しかし、費用を節約しようと足場設置や養生を怠ると、そういった配慮ができません。
特に風の強い日には塗料が周辺に飛び、ご近所の家屋や車などに散って、トラブルになり得ます。
また、近所にしっかり挨拶をしておく必要もあります。
ニオイが少ないと書かれている塗料でも、少なからずニオイがあります。
なんの説明もなく近所から異臭が数日間漂ってくるとなれば、ご近所との不仲にもつながってしまうかもしれません。
屋根塗装のご依頼はぜひコーホーペイントへ
屋根塗装は、家を守るために重要です。
古くなって塗装が剥げてきた場合は、ぜひ屋根塗装をしてください。
DIYすることも可能ですが、安全面や技術面、失敗した際に費用がかさむことなどを考えると、専門業者への依頼がおすすめです。
弊社コーホーペイントは、堅実なアフターメンテナンスや、高い技術力から多くの方に選ばれています。
大阪で屋根塗装を依頼するなら、ぜひコーホーペイントへお任せください。